HDV(米国高配当ETF)を長期的に安心保有できる8つの理由

米国ETF
トモコ
トモコ

人気の米国高配当ETFには3つあったね。これまでSPYDとVYMを紹介してくれたが、残りのHDVもお願いできる?

元NTTリーマン
元NTTリーマン

OK!では今回はHDVを紹介しようHDVは他の2名柄とは違う切り口の高配当ETFなのでなかなかおもしろいよ。

さゆたん
さゆたん

SPYDとVYMの紹介も合わせてみてねってとママが言ってたよ。

SPYD(米国高配当ETF)を今日からはじめる8つの理由
SPYDを買うメリット8つを紹介します。①配当利回りが他のETFより格段に高い②S&P500連動による値上がり益も期待できる③S&P500の80銘柄への分散投資④銘柄入れ替えの手間はいらない⑤経費率がとても低い⑥単位株の値段が低い⑦超優良運用会社が運用している⑧新型コロナショックで絶好の買い場
VYM(米国高配当ETF)のチャートと株価で見る長期投資対象の理由
VYMの配当率は3%で、SPYDの6%の配当率よりも低いが、株価の伸びを考慮したトータルリターンで見るとSPYDやHDVの銘柄よりも優れています。また、VYMの400銘柄への分散投資とバランスのとれたセクター比率も大きなプラスポイントとされています。経費率もSPYDとHDVよりも低いので長期の保有に有利な銘柄ともいえます。

この記事では米国高配当ETFのHDVについて特徴と魅力について解説します。同じ高配当ETFのSPYDとVYMと比較しながら読んでいただけるとうれしいです。

まず、結論となるポイントを先に記載しておきます。

 ポイント
  • HDVは高配当に加えディフェンシブの銘柄である
  • 配当利回りは高く安定している
  • 経費率が低いので長期投資向け
  • SPYDとの組み合わせでセクター率の偏りの改善が可能
  • 売買回転率が高く常に優良高配当銘柄が出揃う
  • S&P500よりパフォーマンスが低い
元NTTリーマン
元NTTリーマン

では、以上のポイントについて詳しく紹介していきますので、ぜひ最後までこの記事をご覧ください!

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HDVとは?

HDVの正式名称はiシェアーズ・コア 米国高配当株 ETFで、巨大ファンド・ブラックロックが運用している高配当ETFです。HDVが連動するベンチマークはモーニングスター配当フォーカス指数となります。

HDVは財務の健全性(継続的に平均以上の配当の分配可能)と配当利回りの高い75銘柄を集めたETFです。銘柄の入れ替えを意味する売買回転率はとても高く、アクティブ運用のETFという特徴もあります。これによりHDVは常に財務健全と高配当を合わせもつ銘柄だけで構成を維持しています。

HDVの組入銘柄と比率

HDVの組入銘柄の数は約75で、80のSPYDと400のVYMよりも少ない数となっています。組入銘柄の基準は、財務が健全であることと、配当利回りが高いことの2つがメインです。では、HDVを構成するトップ銘柄を見てみましょう。HDVの場合、銘柄の入れ替えが激しいので最新の情報は公式ページで確認することができます。

上位10銘柄の顔ぶれはVYMとかぶっているものが多いですね。HDVの場合は上位の比率が高いの特徴で上位4銘柄だけで全体の33%占めています。

HDVのセクター率

次にセクター率です。

エネルギー、ヘルスケア、通信の3セクターで全体の62%を占め、VYMと比べるとセクター率の偏りが大きいです。この3セクターともにディフェンシブ銘柄なっているので、HDVは景気変動の影響を受けにくいETFとも言えます。

小まとめ
  • HDVの組入銘柄は財務健全かつ高配当である
  • 組入銘柄数は75で、上位3名柄で全体の33%を占める
  • 上位3セクターで全体の62%を占める
  • 景気変動に強いディフェンシブ銘柄が多い
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HDVを長期的に安心保有できる8つの理由

HDVは2011年に設定されて以来高い人気を維持しています。高い人気である理由は、高配当でありながら各組入銘柄が財務的健全であるためです。2020年2月に起きたコロナショックで株価は下げはしたが、長期的なスパンのチャートは右肩上がりを継続中となっています。

では、HDVが人気である主な理由8つを紹介します。

①配当利回りが高く安定している(2020年4月では約4.6%)

HDVは高配当ETFとして知られています。2013年からの配当利回り率についてVYMと比較したグラフをまず見てみましょう。

青ラインがHDVで茶ラインがVYMです。

このグラフから分かることは、

  1. HDVの方が常にVYMよりも高い配当利回りとなっている
  2. HDVの利回り率は3%から4%のレンジ内で動いている

1.の理由は、HDVはVYMよりも少ない銘柄で構成され、さらに組入銘柄は高い配当銘柄を意図的に選ばれているからです。

2.の理由は、株価が上昇に伴い増配もされ続けているのでどのタイミングで買ってもほぼ同じ配当利回りになっている

すなわち、配当狙いで投資するスタンスであれば株価がどんどん上昇しても買うタイミングがないことはありません。もちろんこれは過去の分析で未来永続とは限りません。

ちなみに配当金は次のグラフのよう右肩上がりで増えている傾向にあります。

②高配当でありながらディフェンシブ性質も備えている

HDVのセクター率で確認したように、HDVの性質はディフェンシブ銘柄です。ディフェンシブ銘柄の特徴は景気の変更に影響されにくいことです。

どのぐらいディフェンシブなのかをIVVとの過去3年間のボラティリティで比較してみました。IVVはS&P500連動ETFなので実質S&P500との比較となります。

青ラインがIVVで緑ラインがHDVです。株価が大きく動く赤丸の箇所ではIVVの方がHDVよりもおボラティリティが大きいことがわかります。グラフの一番右は2020年2月のコロナショックによるボラティリティ変動です。さすがにコロナショックは常識を逸脱した暴落だったためいくらディフェンシブのHDVでも簡単に吹っ飛んでしまったようです。ボラティリティに関する詳細記事はここを参照ください。

要するに、常識範囲内の株価変動のときでは、HDVはS&P500よりも振れ幅が小さくなる傾向があります。

③配当と株価上昇によるトータルリターンが期待できる

HDVは高配当によるインカムゲインだけでなく、長期投資によるキャピタルゲインも期待できます。HDVが設定された2011年3月より今日までの株価変動と配当金込みのトータルリターンのチャートを確認してみましょう。

水色ラインがHDVの株価チャートで、緑ラインがHDVの配当金込みのトータルリターンです。仮にHDVの設定初日から運用したとしたら、今は+106%の運用利回りとなっています。つまり100万円が9年で206万円になり、年率では8.5%となります。

④経費率が低い

ETFは上場投資信託で、実際の運用は運用会社にお任せします。お任せする以上は手数料を払わないといけません。ETFでの運用手数料のことを経費率とよばれ、これがとても低いのです。

低い経費率はHDVに限らずETF全般にみられることで、3大高配当ETFのそれぞれの経費率を見てみましょう。

  • SPYD 0.07%
  • HDV 0.08%
  • VYM 0.06%

どのぐらい安いかのイメージが沸きましたか?

HDVの0.06%を例に説明すると、例えば100万円分のHDVを買ったとします。この場合のファンド運用に必要な手数料はたったの800円です。VYMが3つの中で最も安いが、HDVとの差はたったの200円しかなく、銀行ATMの手数料1回分とほぼ同じです。

一度、銀行で売られている投資信託の手数料(信託報酬)などと比較してもいいかもしれません。そうすればいかにETFの運用手数料が安いのかがわかります。

なぜETFの経費率が低いのかというと、単純に資金の規模がとても大きいからです。ファンドの資金が10億が1000億になったからといって運用コストが100倍になることはなく、むしろほぼ変わらないのが普通です。ですので、ファンドの規模が大きければ資金あたり運用コストは低くなります。実際、ETFの経費率は下がり続けています。

⑤SPYDとの相性がよく相互補完できる

HDVを単独で買っても十分魅力的な銘柄ですが、もう少しセクター分散したいならSPYDとの組み合わせがいいでしょう。その理由をHDVとSPYDのセクター別比率を比べると分かります。

HDVではエネルギー、ヘルスケア、通信のセクター率に比重が偏っていました。SPYDとの組み合わせでこれら3セクターの比率を下げることができ、さらに金融、一般消費財、不動産の比率を上げることができます。

SPYDと組み合わせをすることで以下のようなメリット があるとおもいます。

  • SPYDの配当利回りがもっと高いので、全体の配当利回りが上昇する
  • 全体の組入銘柄数とセクターのバリエーションが増える
  • 全体のセクター率が平均化できる
HDV SPYD ( HDV + SPYD ) / 2
エネルギー 24.80% 10.29% 17.55%
ヘルスケア 21.32% 7.12% 14.22%
通信 16.42% 5.73% 11.07%
生活必需品 9.64% 10.84% 10.24%
公益事業 9.04% 10.57% 9.81%
情報技術 7.72% 4.44% 6.08%
金融 5.63% 12.89% 9.26%
資本財 3.05% 7.03% 5.04%
一般消費財 1.16% 12.78% 6.97%
素材 0.58% 0.29%
キャッシュ・デリバティブ 0.58% 0.29%
不動産 0.06% 18.32% 9.19%
上位3セクターの合計 62.54% 43.99% 42.84%

⑥売買回転率が高い

HDVの組入銘柄は約75あります。都度銘柄の入れ替えをして指数に忠実に連動させる必要があります。これを個人でやろうとすると売買の手数料だけでせっかくの利益が簡単に消えることなります。

HDVなら買ってしまえば、あとは運用会社のプロが勝手にメンテしてくれるので、投資家としてとても楽ちんです。

⑦超優良運用会社が運用している

HDVの運用会社は超大手のブラックロックです。アメリカの運用会社上位3社は、ブラックロックの他にバンガードとステートストリートです。3社の運用総額がなんと1000兆円以上で、世界の時価総額の10%です。おそろしいですね。

⑧新型コロナショックで絶好の買い場

投資のタイミングって難しいですよね。

コロナショック前までは相場がきれいな右肩上がりで上昇し続けていたときは、押し目なく買いそびれることも多かったでしょう。

コロナショックで相場が大きく崩れ、これからも下落するかもしれない。一番の底で買いたいのは人情ですが、なかなかそんなうまくいきません。

いずれ市場は再び復活するのは間違いないことですがいつになるかは誰にもわかりません。私たちができる唯一のことは今から積立てを開始してじっくりと時が来るまで我慢することです。

ここで大事なことは、相場が崩れたからといって、モテる全ての資金を1回で投入するのではなく、あとでナンピンの戦略をとれるように計画的に運用することです。

小まとめ
  • 配当利回りが高く安定している
  • 高配当でありながらディフェンシブ性質も備えている
  • 配当と株価上昇によるトータルリターンが期待できる
  • 経費率が低い
  • SPYDとの相性がよく相互補完できる
  • 銘柄入れ替えの手間はいらない
  • 超優良運用会社が運用している
  • 新型コロナショックで絶好の買い場
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HDVの弱点

HDVに弱点があるとすれば、それは株価上昇のパフォーマンスがS&Pよりも低いことです。こればかりは仕方がなく、なぜならそもそもHDVの主な組入銘柄はディフェンシブ銘柄だからです。

HDVとIVV(S&P相当)のチャートを比較してみましょう。

まず配当金を考慮しない素のチャート比較では、HDV(赤)はS&P(青)に大敗していることが分かります。

次に配当金込みのチャート比較で見ると、HDV(緑)とIVV(青)はそれほどかけ離れているとは言い難いです。

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VYMを買うにはどの証券会社がいいのか?

ETFや米国株を手数料無料で買えるDMM.com証券

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VYMの買付手数料は0.45%ですが、他の有名9ETF銘柄の買付手数料が永久無料です。

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本記事のまとめ

今回はHDVという米国高配当ETF銘柄を紹介しました。HDVはSPYDとVYMと並ぶ3大高配当ETFとして知られています。HDVの特徴は頻繁に銘柄を入れ替えることで、常に組入銘柄が財務健全かつ高配当を保持できる点です。また、組入銘柄の多くはエネルギー、ヘルスケア、通信などのディフェンシブ銘柄が多く、景気にあまり左右されないのもHDVの特徴です。

ディフェンシブ銘柄の多いDHVをS&P500と比較するとパフォーマンスが悪く見えてしまうが、配当金込みのトータルリターンではほぼ同じようなチャートとなっています。HDVのトータルリターンは2011年の設定から2020年までプラス106%で、年率計算すると8%という好成績を残しています。

元NTTリーマン
元NTTリーマン

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この記事を書いた人
元NTTリーマン

こんにちは、元NTTリーマンです。今は外資でエンジニアとして働いています。最近サラリーマン業1本はとてもリスキーであることを悟り、副業と投資で人生のリスク分散をはじめました。会社勤めしながらギリギリで富裕層(資産1億)に滑り込むことをめざしています。詳細プロフィールはこちら

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